気になる「Windows XP」のサポート期間が終了したら?

asagao

2014年01月09日 10:00

「Windows XP」のサポート期間が終了したらPCの買い換えは必要なのでしょうか?

以下米Microsof社のHPより

OS「Windows XP」のサポート期間が、今年の4月9日に終了を迎えます。
「サポート期間が終了すると何が起こるの?」
「そのまま使い続けられないの?」という方のために・・・

OSのサポート期間とはどんなもの?

MicrosoftではOS製品のサポートとして、仕様変更や新機能の追加までを
含む「メインストリームサポート」と、
ビジネス・開発用製品を対象に不具合対応やセキュリティ関連の更新のみ
を行う「延長サポート」を提供しています。
期間はいずれも最短5年ですが、
OSでは次期バージョンの製品がリリースされた2年後にサポートを終了する可能性もあります。

Windows XPの場合は、次期OSである「Windows Vista」がリリースされた2年後の2009年4月に
メインストリームサポートが終了しました。
通常であれば、ここからはビジネス・開発用製品の「Professional」と「Tablet PC Edition」だけが
延長サポート期間に入る予定でした。
しかし、当時はコンシューマ向けの「Home Edition」が非常に高いシェアを誇っており、
このままサポートを終了すると数多くのPCがセキュリティ面で不安を抱えることになるため、
Microsoftでは「Home Edition」と「Media Center Edition」にも2014年4月8日までの
延長サポート期間を適用したわけです。
.
それでは、サポート期間が終了すると一体なにが変わるのでしょうか。

機械的な意味で「そのまま使い続けられるのか」と聞かれれば答えは「イエス」です
PCが起動しなくなったり、今までの機能が使えなくなるようなことはありません。
しかしここで一番重要なのが、セキュリティ強度が大幅に低下することです。

普段あまり意識する機会はないと思いますが、サポート期間中はWindows Updateの
更新プログラムによって不具合対応やセキュリティ関連の更新が行われています。
新たに発見されたセキュリティホールや脆弱性などを継続的な更新でカバーし、
ウイルスやクラッキングといった悪意のある攻撃からPCを保護するわけです。

この更新がなくなると、OSのセキュリティホールや脆弱性はそのまま放置されます。
家に例えるなら鍵の壊れたドアが増え続けるようなものですから、非常に危険な状態といえます。

「セキュリティ対策ソフトを使っているから大丈夫」と思うかもしれませんが、
残念ながらこれらのソフトではOSのセキュリティホールや脆弱性自体を埋めることはできません。
ドアの鍵が壊れたまま警備会社を雇っているようなものなのです。


・・・ということです。少しはお役に立てたでしょうか。



関連記事